服飾文化講座「イヴ=サンローラン」⑥

さて先週に続き、サンローラン全盛期の代表的コレクションを紹介して行きたい。最後はこちら。
▼残念ながら、サンローラン自身の向こうでの写真が見つからなかったのですが、彼はこれを機に、ディアギレフのロシアンバレーなどでもともと持っていたロシア文化への興味がさらに深くなり作品への影響も増したと言われています。それが最大限に発揮され、ロシア一色になったのが、1976年のロシアンコレクションです。
▼サンローランは色の魔術師とも呼ばれていましたが、シックな中にも冴えた色彩が美しいですね。 サン ローランド レス この時代、サンローランに限らず世界的にこういう大きなシルエットのドレスやマントが流行していたようです。
さて、一応サンローランの40年のクリエイションの中から、代表作品の紹介は一応ここまで。
同年1月にパリで開かれた最後のコレクションは、まさに彼の長い長いキャリアの一大回顧展の様相となり、当時のスーパーモデル、往年の顧客やファッション関係者が一堂に会した壮大なものとなった。
▼とーっても長い動画ですが、ショウの様子はこちらからご覧になれます。講座でも見せて頂いたものです。 山形屋 イブ サン ローラン 音楽も楽しいですが、スーパーモデルファンだった私は、懐かしい彼女らの姿にも興奮してしまいます。ショウはもちろんピーコートからスタート。今日まで紹介した代表的な作品も網羅されています。
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イヴサンローラン

服飾文化講座「イヴ=サンローラン」⑤

1962年、デビュー第一作を飾った作品の中には、もちろん優雅なソワレや可愛らしいドレスもたくさんあるけれど、特に代表的なものとして登場するアイテムにピーコートがある。
でもサンローランはあえて、あの時一旦否定された作品を独立後第一回目のコレクションで発表している。
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残念ながらこの人の場合、先の質問のように何か「単品の発明品」で簡単に答えることはできない。あえて答えるとすれば、現在ストリートで着られている女性の服装、そのほとんど全てになるのだという。
特に1960年代後半、サンローランのクリエイションは最も実りの多い季節を迎え、次々に名作を生み出して行くことになる。彼の作り出したスタイルの多くが、なぜ現代女性の服装の基本や定番になって行ったのか?その過程は後にまわすとして、とりあえず講座でも紹介された代表作品たちを足早に見て行こう。
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出典 / Yves Saint Laurent , French Vogue, Rue Aubriot, Paris, 1975© Helmut Newton Estate
私の母親は来日中のツィギーに、人気のない百貨店の階段で偶然すれ違ったことがあるといっていましたが本当でしょうか…? イヴ サン ローラン 服 外国人モデルだから、すごく大きい人だと思っていたけれど、実物はずっと華奢で驚いたんだそうです。
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とはいえ、さすがにこのシースルーの作品は、当時相当スキャンダラスな評価をされてしまったようです。

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パリにルサージュというレースや刺繍の老舗工房があり、サンローランのクリエーションを支えていました。この背中にはめ込まれているレースもルサージュの作品です。
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実はこれより以前から、すでに英国や日本でも勇敢なモッズ少女たちがこぞってパンツをストリートではいていたのですが、サンローランの手にかかると、この通りエレガントなモード服に早変わり。こうなって来ると、大人の女性たちの「着てみたい」も一気に高まって来るというわけです。
…しかし、これだけのものを1年間で一気に放ってしまう彼ってすごすぎますよね。創作エネルギーが絶頂に達していたのかもしれませんが、本当にネタの出し惜しみのない人だったんですね!
さてあともう一つ、1976年の作品もここに載せたかったのですが、あまりにも長くなって来ているのと、時間が迫って来たのとで、一旦ここで切ろうと思います。半端ですみません。
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