GMT機能を搭載した人気腕時計を紹介。GMTの概要や使い方を知ろう

数ある腕時計の種類を見てみると、GMTという言葉をよく目にする。腕時計に大きく関係する機能のひとつだが、その役割をご存じだろうか。良い時計ほど、搭載する機能を単なる飾りとして終わらせず、役割を理解して身に着けたいものだ。
地球上には、数々の国や地域がある。その経度が異なれば、同じ「今」であっても、朝の地域もあれば、夜の国もあるだろう。つまり、「今」の時刻は、国や地域によって異なるのだ。
時計は、その時点での時刻を知るための道具だ。同じエリアに暮らす者同士は、共通の時刻を理解して生活する必要がある。今が何時なのか、認識が異なっていては生活に混乱が生じるだろう。
A国とB国の今の時刻が異なれば、A国に暮らす者が知るべきは当然A国の時刻になる。そのエリアの時刻を示すものを標準時間という。GMTという機能を理解するためには、この標準時間をまず理解しておきたい。
そもそもGMTとは「世界標準時」を意味するものだ。“Greenwich Mean Time”の略で、イギリスにあるグリニッジ天文台の時刻を標準と定めることに由来している。
正式に、グリニッジ天文台を通る子午線が本初子午線、すなわち世界標準時子午線として認定されたのは、1884年のこと。アメリカ合衆国のワシントンで行われた国際会議で正式に採用され、以来、世界の時刻の基準となっている。
多国間の時差を示す基準は他にもある。「UTC」もそのひとつで、“Coordinated Universal Time”の略だ。
ベースとなる部分はGMTと同様と言えるUTCには、「閏秒」という制度が加えられている。それによって、GMTで生じる細かな時間のズレを修正できるのだ。
また、「閏年」は日本でも広く認知されていることだろう。4年に1度、2月が29日になるという仕組みだ。それに対し、原子時計によってカウントされるUTCと世界時のズレが常に1秒未満になるように、1秒単位で時刻を修正するのが閏秒である。 サン ローラン 腕時計
地球上にいるすべての人が「今」を共有している。しかし、過ごしている「時刻」は異なるだろう。だからこそ、表示される時刻がたったひとつでは、各地域での生活を考えると利便性は低いと言わざるを得ない。
そこで、異なる多国間の時刻を表すには、そのための表記が必要になる。GMTでは「GMT 1」あるいは「GMT 2」などと記される。
経度が135度の日本の場合、15度おきに1時間の時差が生じることから「GMT 9」として表記される。
これまでの説明で、世界の人が「今」という同じ時に生きながらも、生活している「時刻」が異なることは理解いただけたことだろう。
ここまでは、GMTそのものについて説明をしてきた。しかしそれは、腕時計におけるGMT機能を理解してもらうための前段階だ。

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たくさんの腕時計を見ているときに目にするGMTとは、具体的な機能を指している。ここからは、その機能が持つ役割を見ていこう。
腕時計におけるGMT機能とは、一言であらわせば、通常の時刻以外にもうひとつの時間帯を同時に表示する機能のことである。
機能の名称の由来は、当然のごとく“Greenwich Mean Time”からきている。経度0度のイギリスのグリニッジ天文台を標準とした世界標準時を軸としたものだ。
一般的に針を用いたアナログ表示の時計では、時針・分針・秒針で時刻を表示している。GMT機能で最も多いタイプは、その他にGMT針を追加して表示するものだろう。
それは、パイロットからの要請によって1954年に開発されたと言われている。国境を越えたときに、出発したエリアと現在地の時刻を同時に確認したいというオーダーから生まれた機能なのだ。
GMT機能による、異なる2エリアの読み取り方を見てみよう。この点に関して理解していなければ、GMT針は単なるお飾りになりかねない。
まず、GMTが「グリニッジ天文台を基準とした“時差”による表示」であることを思い出して欲しい。それゆえ、ふたつのエリアの時刻の差は、「時針」の増設だけで表すことができる。
そのため、GMT機能付きの腕時計の多くは、通常の時針・分針・秒針に加え、4本目にGMT針を搭載している。 サン ローラン 通販
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